ドバイにおける道路交通法
ドバイにおけるトラックドライバーの労働基準法の続きとして、今回はドバイにおける道路交通法全般を調査しました。
道路交通法は当然一般車も含まれますので、本記事ではトラックドライバーに関連しそうなポイントのみを抜粋しました。
詳細については引用先の記事を確認下さい。
主な法律と罰金
・後部座席含めて、車内の人間がシートベルトを締めていない:400AED/1人
・運転中の携帯電話の操作:800AED
・赤信号無視:1000AED+30日間の免停
・人身、対物事故:3000AED+1年間の免停
・トラックが車線変更の規則を無視:1500AED
・緊急車両に道をゆずらない:1000AED
・交通事故後に車を停止させない:1000AED
・排ガス規制の無視:1000AED
・飲酒運転:訴訟扱い+90日間の免停
・無許可でエンジンを改造:1000AED+30日間免停
・ドラッグの利用者による運転:60日-90日の免停+訴訟
・ゴミを捨てる:1000AED
・ウィンカーを付けずに車線変更:400AED
・トラックの後部に蛍光ステッカーを張らない:500AED
・有効期限の切れたタイヤを利用:500AED
・タクシーやバス専用のレーンを走行:400AED
・スピード違反
-20KM以内:300AED
-20-30KM以内:600AED
-30-40KM以内:700AED
-40-50KM以内:1000AED
-50-60KM以内:1500AED
-60-80KM以内:2000AED+30日免停
-80KM以内:3000AED+60日免停
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ドバイの物流会社まとめ
Table of Contents Al-Futtaim Logistics 1980年代に創設されたドバイに本社を持つ物流企業です。 母体がAl-Futtaimというドバイの巨大副業企業で、金融、小売、不動産、自動車販売とマルチに手掛けている中の物流部門のようです。 ・提供サービス:フォワーディング、倉庫、輸送、etc ・業界:リテール、自動車、テクノロジー、軍事品、ヘビーリフト ・グローバル拠点数:150か国 ・倉庫面積:120,000m2 Global Shipping & Logistics 1975年にフォワーディング企業として創設し、2005年に総合物流企業としてGlobal Shipping & Logisticを設立。 WMSといったITインフラの強い基盤を持ち、24/7オペレーションの倉庫を保有する。 ・提供サービス:フォワーディング、倉庫業、国内輸送、VAS、ITソリューション ・業界:食品飲料、日用品、家具、小売、電子機器、自動車、ヘルスケア ・グローバル拠点数:100か国以上 ・倉庫面積:100,000m2 RAK Logistics 2012年に6つの組織が合体して出来たシンガポールに本社を持つ企業です。元もっとPEファンドによって出来た企業。物流のみならず金融事業も手掛けているのが特徴。 ・提供サービス:フォワーディング、倉庫業、国内輸送、VAS、ファイナンス ・業界:消費財、小売、食品飲料、Eコマース ・グローバル拠点数:50か国 ・倉庫面積:不明 Jenae Logistics LLC 2011年にドバイにて設立された総合物流企業。 ・提供サービス:フォワーディング、倉庫業、国内輸送、サプライチェーンソリューション ・業界:不明 ・グローバル拠点数:不明 ・倉庫面積:不明 Mac World Logistics LLC ドバイに本社を持つ総合物流企業。あらゆる業界の多様な製品に対応可能。 ・提供サービス:フォワーディング、倉庫業、国内輸送 ・業界:問わない ・グローバル拠点数:不明 ・倉庫面積:1000m2 Verks Global
世界の道路ネットワーク距離で各国の物流事情を分析
世界中でEコマースの利用が拡大する中で、消費者に商品を届ける物流網の重要性も高まってきています。 最近ではドローンの活用といった物流領域に先端技術を取り入れる動きも始まっていますが、現実的には特にラストワンマイルの輸送においては陸運に頼らざるをないのが現状です。 今回はそんな陸運を支える道路ネットワークに着目し、世界各国のGDP、人口、面積といった情報と比較しながら、各国の物流事情や特徴を分析してみました。 各国でデータの更新状況が異なりますので、若干誤差が生じる可能性がある点はご了承下さい。 Table of Contents まずはGDPの世界ランキング(2019) 世界の道路ネットワーク距離数 上位20位 1位はGDPで世界1位でもあるアメリカがぶっちぎり。国中に道路ネットワークが張り巡らされているからこそ、国民の需要に対応することが出来、国の経済活動も進んだのかなと考えます。 その後をインドと中国が付けています。それぞれで13億と14億の人口を有するこの2国であれば、上位にランクされているのも納得です。 そして4位と5位につけるのがブラジルとロシア。BRICsを背負う経済成長の面で注目の2国として、上位5に食い込んでいます。 そして惜しくもベスト5を逃した6位の日本。他国と比べて面積が小さいながら検討しているのではと考えます。 GDP上位国は道路ネットワークでも上位につけている傾向が見られます。GDPと道路ネットワークの距離は密に関連しているということが考えれます。 対面積あたり道路ネットワーク 上位20位 続いて各国の面積(Km2)あたりの道路ネットワーク距離数です。考え方としては人口密度と同様で、1面積単位に対してどの程度道路ネットワークが張り巡らされているのかを分析してみました。 1位は日本が断トツです。 2位のドイツと比べてみても頭一つ抜けているのが分かります。緻密な作業が得意な国民性はこうしたところでも表れているのでしょうか。 そして総距離数では1位と3位のアメリカと中国はベスト10外です。アメリカも中国も面積が大きいことが原因だと考えらえます。 気になるのはタイ。 上位を欧州勢が連ねる中で東南アジアの中では最高の7位につけています。 タイも日本と同じく国有面積は小さいですが、道路ネットワークという点では整備された国であることが考えられます。 面積の小さい日本やドイツがランク上位にあり、面積の大きい国がランク下位にあることを考えると、面積の大小が道路ネットワークに与える影響は小さいと考えられます。 対人口あたり道路ネットワーク 上位20位 最後に人口あたりの道路ネットワーク数です。 こちらの分析では上位ランクほど人口あたりの道路距離が長いということになるので、考え方次第では無駄に道路が長いということが考えれます。 逆に下位であるほど、総人口に対する道路の距離数が短いという結果になるので、考え方次第では道路が足りてない=まだまだ道路ネットワークを拡大させられる余地があるということが考えられます。 1位は意外にもフィンランドです。 こちらはフィンランドの道路距離数に林道、公道、私道といった情報が含まれているので距離数が伸びたというのと、人口が500万人程度なので人口の少なさが原因だと考えられます。 ランク下位はインド、インドネシア、中国、トルコ、イギリスです。 イギリスを除けば人口が多い国であるという傾向が見えてきます。 人口が多い国が下位にあり、人口の少ない国が上位にいることを考えると、人口の多い/少ないが道路ネットワークに与える影響は小さいということが考えられます。 ◆結論 ◎GDPと道路ネットワークは傾向としては相関関係にある ◎面積が大きかったり人口が多ければ道路ネットワークも長いとは限らない ◎また面積が小さいから道路ネットワークも短いとも限らない 関連するおすすめ記事!! 物流ニュース!! 人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格 ブログ管理人について 元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。 SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。 よろしくお願いします。
ドバイ(UAE)における商業用ドローンの法規制
ドバイのドローン規制に関して調べた内容の共有です。 ドバイで商業用ドローンを飛ばすことは可能とされていますが、以下の通り規制が設けられています。 最新情報や実際の飛行前には情報ソースより原文の確認をお願い致します。 ドローン規制の管轄組織 ドバイの商業用ドローン飛行に関する法規制は、以下2団体が管轄しています。 1.GCAA: General Civil Authority 2.DCAA: Dubai Civil Aviation Authority 法規制の内容(GCAA) ・UAS GCAA Examという試験に合格する必用がある ・GCAA Drone Registration Certificateに登録して、ライセンスを取得する必用がある ・実際に飛行させる前にOperational Approvalを取得する必用がある 上記に加えて、商業用/趣味用に関わらず、Dubai Civil Aviation Authority (DCAA)が定める以下法規制を順守しなければいけません 法規制の内容(DCAA) ・トレーニングの受講 ※トレーニングは「Sanad Academy」や「Exponent」にて受講することが可能 ・書類の提出 ※書類はDCAAに提出します。内容としては企業名、住所、企業登録番号、連絡先、Emirates ID、パスポートやVISA等を記載します。 ・No Objection Certificate(証明書)の取得 ・人、他の機体、障害物との衝突を避ける ・人に不快な行為をしないこと。故意に私有地にぶつけたりしない ・公共、私有地の上空を飛行しない ・空港の近くで操作しない ・No Fly Zoneという、禁止空域で飛行させない ソース ・GCAA: GCAAの公式サイト ・DCAA:DCAAの公式サイト ・Sanad Academy:Sanad Academy公式サイト
ドバイにおけるトラックドライバーの労働基準法
Table of Contents ドバイの物量と魅力 ドバイは人口としては約330万人と世界の都市の中でも少ない(200位圏外)ですが、日本港湾協会が発表している世界の港湾の貨物量ランキング(2016年時点)によれば、ドバイのコンテナ量は世界9位です。 人口こそ少ないですが、貿易面では大きな役割を果たしている国であることがわかります。 行政機関 「Roads & Transport Authority(RTA)」という組織が管理管轄のようです。以下がURLですがアラビア語です。 左上に「English」というタブがあるのでそこをクリックすれば英語表示されます。 RTAの公式サイトは『こちら』 労働基準法 RTAの発表によれば2014年7月時点においてドバイでトラックドライバーに対する労働基準法はないと記載があります。 “Currently, there is no limit on the number of hours truck drivers are permitted to drive consecutively by law.” ただし、政府としては3.5Ton以上のトラックを運転する際は、24時間の中で10時間の運転時間の上限を推奨しています。 In the Truck and Bus Guidebook, the RTA recommends never driving more than 10 hours
北米におけるトラックドライバーの労働基準法まとめ
周知の通り、国内労働者の労働条件は厚生省が定める労働基準法で制約が定められていますが、トラックドライバーは人命に関わる労働である性質上、「改善基準」と言う別の法規制により労働条件が定められています。※国内のトラックドライバー改善基準の内容はこちら。 海外でも同様にトラックドライバー向けの労働基準は設けられていて、輸送会社とその運転手は労働規制を準拠する責任があり、守らなければ会社と個人が罰せられます。 一方、法規制の内容については各国で若干異なるようです。そのため日本の労働基準に基づいて海外での配車スケジュールを計画しているとペナルティを受ける可能性があり、最悪営業停止処分にもなり得るので注意が必要です。 ただそれにも関わらず、法規制の内容は複雑で、様々な特例や例外があったり、言い方が遠回しだったりととにかくわかりずらい。日本の法規制を客観的に捉えたいという想いもあり、海外のトラック運転手の労働基準事情について調べてみました。 運転時間の上限 ・1日の勤務時間は原則最大14時間まで ・その内運転時間は原則最大11時間まで ・1週間での合計運転時間は最大60時間まで 休憩時間の取決め ・8時間運転する度に休息30分間 ・最低でも毎日10時間は休息を取る ・最低でも1週間のうち1度は34時間の連続した休憩を取る。しかもAM1:00~AM5:00が2日間含まれていること。つまり夜中は休む必要がある ・上記を満たせば週の初めに勤務時間をリセット出来る ・しかしリセット後計測開始から最低10時間の休息を取る 運転時間と休憩時間のルール 1.日中の連続運転時間は4時間以内。夜間の連続運転時間は2時間以内。休憩は20分以上行う2.24時間以内の累積運転時間は8時間を超えてはならない3.連続した累積運転時間は44時間を超えてはならず、残りはその期間中効果的に休息する4.3級以下の山岳道路を夜間走行してはらならない5.午前2時から午前5時までに安全確保のために停止しなければならない?(内容が理解できなかったので調査中) ※こちらはCRTA(China Road Transport Organization)という国の機関によって取り決められています。※上記は「道路旅客輸送企業のための安全管理規則」の第38条に記載があります 特例1:16-Hour Exception ・発着地が同一拠点の運送、つまりA地点を出発してA地点に帰ってくる往復便の場合、勤務時間を最大16時間にまで延長できる ・ただし運転時間は変わらず最大11時間まで ・別トラックへの乗り継ぎは出来ず、同一トラックを利用する場合のみ適用可能 ・この特例を利用したら34時間の連続した休憩を取らなければならない ・34時間の休憩を取るまでは、16-Hour Exceptionを再度使えない 特例2:Adverse Driving Condition ・運転時間11時間内にトラックが安全な状態で目的地にまで辿り着けない場合は、最大で13時間まで運転できる ・悪天候の場合、最大で13時間まで運転できる ・悪天候とは想定外の雪、みぞれ、霧、その他道路の凍結等の悪条件のこと。 以上が北米におけるトラック運転手の労働基準法です。 北米の場合これらのregulationをFMCSAという北米の運輸省が取り決めています。 原則1日11時間まで運転できますが、特別な状況下では運転時間を最大2時間まで延長できるみたいです。 関連するおすすめ記事!! 物流ニュース!! 人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格 ブログ管理人について 元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。
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