Maersk(マースク)、2020年Q1決算発表

【ダイジェスト】

・2020年の1stQuaterの売上高は$9,571Million。対昨年比で0.3%増

・EBITDAは$1,521Millionと対昨年比23%増

・コロナによるロックダウンの影響を受けつつも、最終的には前年比を上回る

・2020年のQ2はコロナによる影響が不透明だが、20%~25%程度の物量減少を想定

【原文】

The Interim Report 1 st Quarter 2020 for A.P. Møller – Mærsk A/S is hereby enclosed. CEO of A.P. Møller – Mærsk A/S, Søren Skou, states: “In the first quarter of the year, A.P. Moller – Maersk again delivered profitable growth. Operating earnings increased by 23% year-on-year, and cash return on

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世界最大の海運企業の「A.P.Moller Maersk」は中国のXi’an(西安)とトルコのIzmit(イズミト)間の鉄道輸送路線を立ち上げたと発表しました。 Maerskは3年前にヨーロッパと中国間での国境横断型の鉄道輸送路線を立ち上げていて、今回はその欧州⇔中国の鉄道路線にトルコ行きの新たな路線が加わった形です。 ※原文は「こちら」です。 ポイント1:鉄道は空輸より安く、海上より早いサービス 今回Maerskは中国と欧州間を鉄道で結ぶ物流路線を中東にまで拡大したわけですが、そもそもこの鉄道路線の特徴として、値段が空輸よりも安く、海上輸送よりもリードタイムが短いというこの二つの輸送モードのちょうど間を取った輸送サービスの品質を提供できるというポイントがあります。 そのため、例えば「自動車業界」や「ハイテク業界」といった短納期での物品輸送と、コストの抑制をバランスよく両取りできるニーズが高い業界で特に引きが強いようです。 顧客である荷主にとっては、輸送モーダルの選択肢が海上・空輸・陸路と増えるので、今後大きなメリットを得られるサービスだと考えられます。 ちなみにMaerskのサイトに海上・陸上・空輸のそれぞれのサービス比較表が付いていて、下記の通りとなります。 ポイント2:着々と進む中国の「一帯一路」 ご存知の通り、中国の習近平は2013年に「シルクロード構想」を打ち出しています。 これは欧州と中国間の物流ルートを海上と陸上で繋いで、貿易の活性化を行うという目的で始まった取組ですが、今回のリリース記事にも「ambitious initiatives taken by the government to improve the rail infrastructure(政府による鉄道インフラを改善する野心的なイニシアチブが働いた)」とある通り、今回の発表はこの政府主導で進める一帯一路構想が徐々に形なってきている解釈できそうです。 ポイント3:「トルコ」のポテンシャル トルコのGDPは2000年に入ってから急速に成長しています。 今後も欧州と中国の物流ルートのハブとして、成長していくことが予想されます。 日系企業も、例えば2014年に日本郵船がトルコの物流企業であるInci Logisticsに出資をすることを発表したり、2013年に日立物流がトルコの物流企業を買収していたりと、トルコ市場を重要視している動きが見られます。 またトルコの大手物流会社のBarsan Global Logisticsは2019年に東京に支店を開設しています。     人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格     ブログ管理人について 元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。 SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。 よろしくお願いします。 Follow @insight_eagle

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2020/2/18 マースク社発表のコロナによる物流情報

グローバル大手海運企業のMaersk(マースク)は、コロナの影響に関する情報をアップデートしました。 ◆概況 同社の発表によると、中国のほとんどの省での操業が、徐々に再稼働を始めたとのこと。ただ再稼働にあたり、企業は安全と衛生面を一定の水準で維持する必用があり、中国自治体への届け出申請も必要とのこと。また、コロナにより人手の確保が難しく、稼働に影響が出ている。   ◆オフィスの状況 マースク社は、多くの従業員に対して在宅勤務を推奨。顧客への問い合わせ対応等は、通常通り稼働している。ただ、武漢のオフィスは、2月20日まで祝日が延長されたことを受けて、未だにオフィスは稼働していないとのことです。   ◆倉庫の稼働状況 マースク社の中国の全ての倉庫で、現状通常通り営業。   ◆陸運 多くのトラックベンダーが再稼働をしたものの、規制クリアと中国当局へ許可申請が必要となるため、実際の労働力に関しては平時の50%以下とのこと。また、トラックの積載率が低い点ついても課題だと言及しています。   ◆空輸 旅客は出国・入国規制があるものの、多くの空輸企業は徐々に再稼働しているとのこと。一方、物量が足りず、突発的にフライトがキャンセルリスクはある。 同社は、2月下旬から3月にかけて物量が増えてくると予想している。一方、コロナによる配達遅延の影響から、顧客の納期短縮要望を受け、海運→空輸への切り替えが増えると予想しています。   ◆鉄道 物量、積載率共に回復傾向。多くの顧客が、納期短縮の手段として鉄道を選択している状況にあり、引きは増えているとのこと。     人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格     ブログ管理人について 元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。 SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。 よろしくお願いします。 Follow @insight_eagle

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