FedExが2020年度の業績を発表

北米の総合物流企業FedEX社が2020年度の業績を発表しました。

売上高と利益

●2017年-2020年の売上高推移

 

●2017年-2020年の利益率推移

 

【ポイント】

・2020年度の売上高は$69,217。2019年度が$69,693でしたので売上高はほぼ変化なし

・2020年は費用が増えた結果、営業利益率は3.49%にまで低下。純利益率は1.8%

セグメント別売上高

 

【ポイント】

・最も大きな売上高のFedEx Express(郵便事業)が対前年比-5%

・FedEx Groundは対前年比+11%と堅調に推移

FedEX関連

米FedEx、2021年第2四半期決算発表

米大手物流会社のFedex社が2021年第2四半期の決算を発表しました。 売上高、利益共に好調で、主因は国内宅急便事業とインターナショナル・プライオリティによるものとのこと。   ●売上高 $20.6 Billion(対前年比19%増)   ●営業利益 $1.51 Billion(対前年比120%増) ※調整後   ●純利益 $1.3 Billion(対前年比96%増)   ※原文はこちら   ●筆者の一言 新型コロナウイルスにより人の購買行動が店舗→オンラインへと変わる中で、EC向け宅急便の物量は増加傾向にある。この傾向は今後も続くことが考えられ、しばらく運輸企業の業績は好調に推移しそうです。 また新型コロナウイルスによりサプライチェーンが遮断され、企業の緊急出荷が増えたことも今回の好業績の一因になったと考えます。 それにしても、売上高が成長している一方で、コストを低く抑えれて収益をも改善できているのはお見事ですね。     人気の記事!

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米FedEx社、ShopRunner買収を発表

北米の総合物流企業Fedex社が、輸送のサブスクリプションサービスを提供する「ShopRunner」を買収することを発表しました。 ShopRunerは月額定額制で配達サービスを提供するECプラットフォーム企業で、ファッションブランドを中心に100以上の店舗からなる製品を、2日間の納期+返品無料で利用できるサービスです。 アメリカのシカゴ州に本社を構える同社は、大手EC企業Amazonが提供するAmazon Primeの競合サービスとの認識が高まっている注目企業です。   ●筆者の感想 FedEXは元々は「物流/運送会社」としてモノの配送に携わり企業であったが、今回の買収により、消費者の購買行動の上流側を狙いに来ていることがより明確になったと思う。 今後最大のライバル企業UPSがどのような施策に打って出てくるのか、そして元々はEC企業から始まり下流のラストワンマイルまで手掛けるようになったライバル企業Amazonとのシェア争いがどのようになるのか楽しみです。 ※原文はこちら       人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格     ブログ管理人について 元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。 SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。 よろしくお願いします。 Follow @insight_eagle

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米大手「FedEx」と「BigCommerce」が中小企業向け支援サービスの提供で合意

概要 今回のニュースリリースは、4/28にFedEx社から発表されたものです。 コロナによるロックダウン等の影響で、米国でも多くの企業で実店舗での販路が遮断されている中で、オンライン販売で製品を販売する試みが増えているようです。 今回の発表は、特に中小企業(SMB:Small Medium Business)のBigCommerceを通じた通信販売支援を行うことを目的として、サービス利用にかかる費用を4か月間無料にするという内容です。 また、BigCommerceを利用する顧客はFedEx社が提供している配送サービスを割引で使えると方針を決定しました。 ※原文は「こちら」です。 ポイント1:そもそも「BigCommerce」って何? BigCommerceはアメリカはテキサスの会社で2009年に設立された会社です。 主にメーカー向けにネット販売が可能なオンラインプラットフォームを提供している会社です。 通常企業が通販を始める時は、Webサイトを立ち上げる必要があるのですが、BigCommerceはその手間を省き、登録するだけで手軽に通販が始められるサービスです。 ポイント2:競合「Amazon」はどう出るのか 実は今やアメリカでは、「Amazon」の競合は「FedEx」や「UPS」といった配送業者になり始めています。 というのも「Amazon」は実は自社で配送網を持っていて、製品の購入から配送までを全て自社で完結させようと動いています。この動きが進むと、運送企業や物流企業の物量は減ってしまうので、彼らにとっては好ましくないことなんですね。 こうした動きもあって、AmazonとFedExは競合関係にありますし、ニュースでも「AmazonがFedExサービスの利用を停止するよう指示」といった話題が上がる程です。 今回FedExとBigCommerceの、カンタンに言うとサービスの「値引き」によって、BigCommerceのユーザーは増えていくことが想像されますし、そうした時のAmazonの動きは注目に値します。     人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格    

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FedExの企業情報 業績や最新のニュース

北米最大手の物流企業FedEx(フェデックス)の企業情報です。 国内でも主に都心部を中心に、紫とオレンジの「FedEx」のロゴが付いた軽トラックを良く見かけるのではないでしょうか。 物流業界へ転職を考えている人や、FedExのサービスに興味がある人等、参考にして下さい。 目次 ◆企業概要 企業名 FedEx Corporation 設立年 1971年 本社 北米 テネシー州 海外展開 220か国 従業員数 約239,000 年間売上高 約7兆6660億円 株式公開 非上場 日本オフィス 東京都江東区 有明イーストタワー 比較までに日本郵便の親会社である日本郵政でも年間売上高は、3兆8800億円程度です。FedExは物流サービスだけで7兆円を超える巨大物流企業だということが分かります。 ◆事業内容 FedExは総合物流企業ですが、具体的には5つのセグメントに分かれています。

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ブログ管理人について

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