北米の物流大手UPS 社は、2020年Q2の決算を発表しました。 今期の売上高は対昨年比で+13.4%の$20.4 Billion、純利益は+4.9%の$$1.78 Billionと、新型コロナウイルスによって増えたオンライン需要を取り込んだ結果、堅調に推移していると発表しました。 ※原文はこちら
Month: July 2020
衛星IoT企業Myriota社、Future Fleet社と協業
IoTを衛星コンステレーションに接続するオーストラリアのMyriota社が、同国テレマティックス企業のFuture Fleet社との協業を発表しました。 従来のGPSではトラッキングが難しい地域におけるアセットマネジメントを補うことで、配送ルートの効率化に繋げることを目指している。 ※原文はこちら
物流機器メーカーの世界ランキング 売上高Top5
世界№1の物流機器メーカーってどこの会社がご存知ですか? 実は日系企業の「ダイフク社」なんですね。 ダイフクの2020年3月期の売上高は約4,400億円です。2位とされる「シェーファー社」の売上高が約3,500億円とされているので(非公開企業なので予測ですが)、ダイフクは頭1つ抜けて1位となります。 ダイフクはここ何年もマテハン業界№1の座を守り抜き不動の地位を手に入れています。 その業績が認められてか?(株はあまり詳しくないです…)、最近のダイフクの株価はビューンと上がっていますね。 さて、前置きが長くなりましたが以下にて物流機器メーカーのランキングです。 物流機器メーカーランキング 1位:ダイフク ダイフク社は大阪府に本社を持つ物流機器メーカーです。 2019年にはインドのVega Conveyors & Automation社、蘭・豪のソフトウェア企業を買収して更に成長を加速させています。 ◎年間売上高(2019年度):約4,400億円 2位:シェーファー 1937年に創業したドイツの老舗企業です。 コンテナシステム、パッケージシステム、パレットラック、ITシステムなど様々ば物流向け製品を全世界に提供しています。 ◎年間売上高(2019年度):約3,500億円 3位:デマティック(キオングループ) デマディックは産業用車両を販売するドイツのキオングループの傘下の物流機器メーカーです。 キオングループ全体では年間約1兆円(€8800 Million)の売上高ですが、その中でも物流機器製品ブランドである「Dematic」は€2,378 Millionの売上です。 ◎年間売上高:約2,900億円 4位:ハネウェルインテリグレーテッド ハネウェルインテリグレーテッドは北米の産業用自動機器メーカーが買収した物流機器メーカーです。 ハネウェルはセンサ、スイッチ、バーコードリーダーなど様々な製品を提供していますが、2016年にインテリフレーテッド社を買収しました。当時は豊田自動織機も買収に名乗りを上げていましたが、結局ハネウェル傘下となりました。 ◎年間売上高:約1,850億円 5位:村田機械 5位は村田機械です。京都府に本社を置く、機械メーカーです。 物流機械の他、FAシステムなども提供しています。 ちなみに同じく京都府に本社を置く村田製作所とは資本関係にないので、別企業です。 ◎年間売上高:約1,850億円 以上、トップ5の紹介です。 意外にも日本企業がトップランカーだということが分かります。 ●物流資材を割安で購入しよう! 皆さんはAmazonビジネスというサービスはご存知でしょうか? 言わずと知れた世界的なEC企業のAmazonですが、実は法人向けのサービスも展開しています。 国内ではあまり知られていないですが、Amazonならではの割引サービスや、請求書払いにも対応していて、グローバルでは認知が上がって来ています。 登録だけなら無料ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。 ◎Amazon Business公式サイトへ
米IBM、AIを搭載した在庫管理システムをリリース
米IBMが物流向けに新しいソフトウェアを発表しました。 今回IBMが発表したのは「IBM Sterling Inventory Control Tower」という企業の在庫管理向けのソリューションソフトウェアです。 AIが搭載されていて、サプライチェーン上の様々な情報を統合させて自社のサプライチェーンに発生し得るリスクを事前に予測し、よりresilientな(柔軟性のある)サプライチェーン網の構築をサポートするとのことです。 ※原文はこちら Read More
独SAP、COVID-19サプライチェーンアプリを7日間でリリース
独のソフトウェアプロバイダー企業SAP社が、世界的に流行するCOVID-19がサプライチェーンに与える影響を可視化するアプリをリリースしたことを発表しました。 COVID-19の流行で各国がロックダウン措置に迫られる一方で、安定的にモノを運ぶことが求められています。 こうした中で今回発表されたアプリは、企業の購買調達データをWHO(世界保健機関)が発表する各国のCOVID-19の状況と照合させることで、リスクの高い地域のサプライヤーを特定し、SAPのクアルトリクスアンケートで製品を安定供給することが可能かどうかを調査。 その後新しい別のサプライヤーを代替する必要があれば、SAPアリバディスカバリーを通じて新規サプライヤーを検索し、安定した供給網を維持できるとのことです。 アプリはExceleratedS2P社により開発されたもので、SAP Appsを通じてインストールが可能です。 通常新規アプリのリリースが3~4週間かかるところ今回はわずか7日間の短期間でリリースされたとのことです。 ※原文はこちら COVID-19 Supply Chain App Launched in Seven Days
印FarEye、米Blue Yoderと協業を発表
物流向けSAASプラットフォームを提供するインドのFarEye社が北米のBlue Yonder社(旧JDA社)と協業を発表しました。 今回発表の協業内容は、Blue Yonder社が提供する「LuminateTM」とFarEyeが提供する物流可視化ツールと連携させるものとのことです。 Blue Yonder社が提供する「Luminate TM」はサプライチェーンデータをAIや機械学習を活用して高度に分析することが可能なプラットフォームです。 今回FarEye社が提供する「Carrier Library(運送事業者名鑑)」と「Last Mile Dynamic Solution(ラストマイル輸送の最適化ソリューション)」が接続されることで、ユーザーのEnd-to-Endでのサプライチェーンの可視性が向上するとのことです。 ※原文はこちら Read More
Xeneta、2020年6月の海運指数を発表 -1.8ポイント
海運・空輸用の分析プラットフォームを提供するノルウェーのXeneta社が自社独自で計算した海運指数を発表しました。 2020年6月の結果は-1.8%と、5月の-1.2%から更に悪化しました。 2020年1月からの通期では-0.2%とのことです。 ※原文はこちら Read More