Month: December 2020

Green Supply Chain Award 2020が発表

Green Supply Chain Award 2020が発表

Green Supply Chain Awardは環境に配慮したエコに易しいグリーン・サプライチェーンへの取組を表彰する制度です。 毎年実施しているもんですが、今年2020年の受賞企業が発表となりました。   物流ソフトウェア企業からはSAPやLLamasoftが受賞した他、物流企業からはXPO Logistics、日系企業からは東芝テック関連会社のToshiba America Business Solutionsが受賞しています。   ※その他受賞企業はこちらから

米FedEx、2021年第2四半期決算発表

米FedEx、2021年第2四半期決算発表

米大手物流会社のFedex社が2021年第2四半期の決算を発表しました。 売上高、利益共に好調で、主因は国内宅急便事業とインターナショナル・プライオリティによるものとのこと。   ●売上高 $20.6 Billion(対前年比19%増)   ●営業利益 $1.51 Billion(対前年比120%増) ※調整後   ●純利益 $1.3 Billion(対前年比96%増)   ※原文はこちら   ●筆者の一言 新型コロナウイルスにより人の購買行動が店舗→オンラインへと変わる中で、EC向け宅急便の物量は増加傾向にある。この傾向は今後も続くことが考えられ、しばらく運輸企業の業績は好調に推移しそうです。 また新型コロナウイルスによりサプライチェーンが遮断され、企業の緊急出荷が増えたことも今回の好業績の一因になったと考えます。 それにしても、売上高が成長している一方で、コストを低く抑えれて収益をも改善できているのはお見事ですね。

米FexEX・UPS、モデルナの新型コロナワクチンの出荷開始

米FexEX・UPS、モデルナの新型コロナワクチンの出荷開始

北米大手物流企業のFedEXとUPSがモデルナの新型コロナワクチンの出荷を開始したことを発表しました。 FedEXは既にファイザーの新型コロナワクチンを出荷したことを発表していますが、今回はそれに続く形での発表となりました。 その他米大手のXPO Logisticsも出荷を開始したと発表しています。 ※原文はこちら ※原文はこちら(XPO Logistics発表)   ワクチンは専門家の意見を踏まえて、まずは医療従事者とLong-term home care(特別養護老人ホーム)に配送されるとのことです。

外資系物流社員がおすすめする物流書籍をカテゴリ別で公開

外資系物流社員がおすすめする物流書籍をカテゴリ別で公開

IT技術の進化や新型コロナウイルスの影響により、自社の物流網・サプライチェーン網の見直しを進めている企業も多いのではないでしょうか。 更に日本では人手不足、高齢化といった社会構造の変化も重なっていて、サプライチェーンを抜本的に見直す必要性も高まっています。 そうした中においても、情報を浴びて、少しも多くのインプットを増やしておくことが大切だと考えます。 本記事では外資系物流企業で勤務するブログ運営者が、物流担当者におすすめの物流書籍を紹介したいと思います。       おすすめの物流本・書籍 これまで読んできた物流関係の本の中で個人的に好きだと感じた本をカテゴリ別にまとめてみました。 カテゴリとしては下記となります。 1.初級者向けの書籍 2.専門性を培いたい人向けの書籍 3.物流コンサルタントを目指したい人向けの書籍 4.物流トレンドを抑えたい人向けの書籍 参考にしてみて下さい。     ▶初級者向けの書籍 いざ、物流業界へ! これから物流の世界に足を踏み入れようとしている初級者向けだと感じた書籍です。     『物流業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』 企業研究、先端技術の紹介、業界構造、物流関連の法規制等、1冊に内容が沢山詰まっているので、物流を知る上では大変コスパが良い。 2021年発刊のベストセラー本。初心者向けに法令等細かい点が整理されている。 まずはここから!って感じですかね。 リンク     『基礎から学べる!世界標準のSCM教本』 APICS/ASCMという団体が作った世界水準でのSCMフレームワークの日本語訳です。 物流はマテハンの手配、不動産、人員配置、トラック手配など、沢山の人々が関わりますので、社内外で沢山コミュニケーションが発生します。 こうしたフレームワークを理解しておくことで、物流関係者とグローバルレベルで意思疎通ができるかなと思い、おすすめ本に選定しました。   リンク       ▶専門性を培いたい人向けの書籍 物流業界に身を置いている人が、もう一歩専門性を培いたい時におすすめの本です。     『需要予測の基本』 需要予測の精度を上げれば、無駄な発注を避けられるので在庫を最適化できます。 昨今ではAIによってその精度も上がってきていますし、その重要性も上がっています。 一方、そもそも需要予測とは何のか?どういったことから手を付ければいいのか? 需要予測の担当者として専門性を高めていきたい人が、その道に進む前に読むのにおすすめの本です。   リンク     『すぐわかる物流不動産』 物流業界は2000年代初頭からの3PL企業の登場によって、大きく構造が変わったと言われています。 それに伴い、広大な土地を買い、そこに複数のテナントを入れるという物流不動産ビジネスも始まりました。 どこに倉庫を構えればいいのか、どのように物流不動産を買えばいいのか、投資金額が大きいので物流不動産は専門性の高い職業の1つです。 […]

SAPとMicrosoft、サプライチェーンとインダストリー4.0領域で協業

SAPとMicrosoft、サプライチェーンとインダストリー4.0領域で協業

独のソフトウェア企業SAPと北米のMicrosoft社が、デジタルサプライチェーンとIndustry4.0の設計や運用をクラウドやエッジ環境上で行えるよう協業すと発表しました。 ※原文はこちら   ●筆者の感想 Microsoftは他社のITシステムと容易に接続できるようプラットーフォームのオープン化に積極的であるが、今回のSAPとの発表でその基盤はさらに強固なものになることが考えられます。 SAPの競合他社のOracle社もサプライチェーン管理製品を発表しているので、今後Oracle社がどのような施策を展開してくるのか(Microsotと協業するのか)、そしてMicrosoftのAzureの競合製品であるアマゾンのAWSがどのように動いてくるのか、気になるところです。

米FedEx社、ShopRunner買収を発表

米FedEx社、ShopRunner買収を発表

北米の総合物流企業Fedex社が、輸送のサブスクリプションサービスを提供する「ShopRunner」を買収することを発表しました。 ShopRunerは月額定額制で配達サービスを提供するECプラットフォーム企業で、ファッションブランドを中心に100以上の店舗からなる製品を、2日間の納期+返品無料で利用できるサービスです。 アメリカのシカゴ州に本社を構える同社は、大手EC企業Amazonが提供するAmazon Primeの競合サービスとの認識が高まっている注目企業です。   ●筆者の感想 FedEXは元々は「物流/運送会社」としてモノの配送に携わり企業であったが、今回の買収により、消費者の購買行動の上流側を狙いに来ていることがより明確になったと思う。 今後最大のライバル企業UPSがどのような施策に打って出てくるのか、そして元々はEC企業から始まり下流のラストワンマイルまで手掛けるようになったライバル企業Amazonとのシェア争いがどのようになるのか楽しみです。 ※原文はこちら  

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