外資系物流社員が注目する物流DXテクノロジー

こんにちは。
現在は物流向けにITコンサルティングをしています。
先日ヤマト運輸さんが宅配分の配達を一部地域で1日遅くする報道が出ていました。
物流業界は元々成り手が不足していましたが、そこに残業時間に上限が設けられる2024年問題が控え、オペレーションはかなりひっ迫している状況みたいです。
一方、インバウンドの旅行者は感染症直前の水準にまで増えていて、国内の物量は増加傾向という状況。。。
そうした中で物流オペレーションの効率化は今まで以上に求められていますよね。
ということで、実際に物流業界で働いている身として、幾つか気になる物流テックやサービスをまとめてみました。
●ハコベル
ハコベルは、セイノーホールディングスとラクスル社が共同出資している物流サービスです。
スポット配送に強みを持っていて、ネットから配送依頼ができるので、トラックを突発的に1台手配したいといった場合に便利なサービスです。
一定の配送は定期便にお願いして、足が出た物量はハコベルを組み合わせて活用することで、より積載・コスト効率の良いオペレーションが実現可能です。
●Souco
Soucoは、倉庫のマッチングサービスで、必要な分・期間だけ倉庫が借りられるサービスです。
季節性のある製品を扱う会社や、需要が急に増え倉庫の追加スペースが必要な場合、必要な分だけ間借りできるので、無駄がなくコストメリットが高いです。
3PL企業や物流不動産会社に委託しようとしても、そもそもスペースが余っていなかったり、求めている場所に倉庫がないケースもあるので、こうしたプラットフォームを使うと求めている条件に当てはまった倉庫が見つかりやすいです。
●Rapyuta Robotics
Rapyuta Robotics(ラピュタ・ロボティックス)は、ピッキングロボットを提供するロボティックス企業です。
ロボットはAIが搭載されているので、最適なピッキングルートを計算して、より効率のいい庫内オペレーションを実現します。
いかがでしたでしょうか。
他にも色々気になっているテクノロジーはありますので、順次更新していきますね!

 

 

 

 

ブログ管理人について

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元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。
SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。
よろしくお願いします。

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