Category: 時事/News

物流ロボットを導入するメリットとデメリット

物流オペレーションの効率化にロボットの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。 本記事ではロボット導入におけるメリットとデメリットについてです。   物流ロボットには大きく4種類ある そもそもですが、物流ロボットと言っても多様多種あり、大きく4種類があります。 1.AGV 経路に従って自動走行するロボットのことです。   2.AGF 無心フォークリフト。貨物の積み付け、積み下ろしを自動化するロボットです。   3.AMR AMRは、Automated Mobile Robotの略称です。 AGVとは違って経路なしで自動走行するロボット   4.GTP Goods To Person。貨物を作業者の元へ搬送するロボット   ロボット導入のメリット 1.効率化 例えば人が集まらない場所や時間であっても、24時間365日稼働するので効率的です。   2.危険作業の代替 高所での作業や、騒音・粉塵環境下での作業に適しています。   3.人手不足の解消 周知の通り、日本の労働生産人口は減少傾向にありますので、労働力として活用できるメリットがあります。 物量の波動に対応するための手段として活用するケースもあります。   4.業務水準の向上 人手による検査ミスなどを防いだり、業務改善に繋がります。   ロボット導入のデメリット 下記がロボット導入による主なデメリットです。   1.高い導入コスト ロボット本体の価格もありますが、周辺機器、ネットワーク増強費用、ロボットを運用できる人の育成費用など、高いコストがかかります。   2.トラブルの発生 ロボットにトラブルが発生した場合の対応を考えておく必要があります。 特に導入初期はトラブルが頻発するので無人化が難しいです。   3.技術者の育成 これは1.と内容が重複しますが、ロボットを安定運用するためには、相応の訓練が必要です。 そのために技術者わ育成したり、社外から採用する必要があります。   以上、いかがでしたでしょうか。   今回の記事は書籍協調時代のサプライチェーンを参考にさせて頂きました。 もっと詳しく知りたい方はこちらの書籍を参考にしてみて下さい。

物流・サプライチェーン関連単語まとめ

物流、サプライチェーン業務に携わる理解しておいた方がいい知識をまとめてみました。 ・SKU Stock Keeping Unitの略。在庫を管理する最小単位 これは日立ソリューション様のYouTubeから拝借しました。図のようにSKU単位で在庫推移を管理していることがわかります。 ・不動在庫、滞留在庫 一体期間動いていない在庫のこと。廃棄処分したりラインナップから外す選択が出てくる ・BOMとは 製品は複数の部品から成り立ちます。 製品1単位作るために必要とされる部品の数を定義したものがBOM(Bill of Material)です。

米Fedex社長、世界経済の減速に警鐘鳴らす

米物流大手のFedex社社長がCNBCでの対談インタビューで、 今後世界経済は大きく減速すると警鐘を鳴らしました。   下記がインタビュー内容です。 We’re seeing that volume decline in every segment around the world, and so you know, we’ve just started our second quarter,” he said. “The weekly numbers are not looking so good, so we just assume at this point that the economic conditions are not really good →世界中の全てのセグメントで物量が落ちている。まだQ2が始まったばかりだが、数字は想定より良くない。 *原文はこちら   同社の分析によると、特にアジアとヨーロッパ地域における物量が減少傾向にあり、 ドル高によるアメリカ国内での購買力の上昇が収入を下支えしているものの、全体としては想定より少なめとのことです。 […]

Accenture、Inspirage買収 サプライチェーンのデジタル化を推進

アクセンチュア社がInspirage社の買収で合意したとのニュースです。 Inspirage社は、オラクルクラウド向けのITサービスを提供する企業です。   ●Inspirage社の会社概要: https://www.inspirage.com/   Inspirage社は世界的な調査機関ガートナー社が発表している「Critical Capabilities for Oracle Cloud」のマジッククアドラントにも選出されている企業です。   なおアクセンチュア 側のコメントは下記の通り。 With the addition of Inspirage and its deep industry and systems experience, Accenture will be even better positioned to help our clients reinvent supply chain and manufacturing through Oracle technologies →買収により、アクセンチュア社はオラクルテクノロジーを使った顧客のサプライチェーンの再構築において優位なポジションを築ける。   ライバル企業の買収にあたりますので、人材獲得と技術獲得が目的かなと思います。 アクセンチュアはここ数年買収を加速させているので、今後の買収策が気になりますし、業界がどのように再編されていくのかも気になるところです。   ●原文はこちら →https://newsroom.accenture.com/news/accenture-to-acquire-inspirage-deepening-next-generation-digital-supply-chain-transformation-capabilities.htm/

マッキンゼー、海運・空輸の収益低下を予測

コンサルファームのマッキンゼー社が発表した調査レポートによると、今後の海運・空輸市場ではキャリアレートが下落することを指摘した上で、企業の収益は低下する傾向にあると発表しています。 *原文はこちら 2021年のキャリアレートは、2017年比で約1.5倍にも膨れ上がり、その結果収入・収益は上昇した。 一方今後キャリアレートは下がる傾向にあることを指摘しています。 ●感想 事実先日Fedex社の社長が今後の収入・収益が低下することに対して警鐘を鳴らしてました。 この調査レポートはその発表とも重なります。 一方何故2021年のレートが上がったのかが気になります。 新型コロナによるサプライチェーンの分断が原因とされていますが、具体的な要素は何だったのか、そこら辺を深堀りしていきたくなる発表ですね。

米Amazon、配送パートナー向けに資金用意

米Amazon社が、配送サービスパートナー向けに$450 Million(約500億円)の資金を追加支出するとのニュースです。 *原文は下記です https://www.wsj.com/articles/amazon-to-fund-raises-for-delivery-drivers-amid-tight-labor-market-11663090484 Eコマースが普及したことで、世の中便利になる一方、慢性的な労働不足に陥っているとのこ。 日本でも同じようにドライバー不足の状況かと思いますが、これは海外においても共通の悩みなんですね。

XPO Logistics、2022年Q2の業績

米輸送大手のXPO Logistics社が2022年Q2の業績を発表。 ・今期の売上高は$3.23B(前年同期$3.19B) ・営業利益は$230M(前年同期$191M) ・純利益は$141M(前年同期$113M) 売上高、利益共に堅調に推移しています。 https://investors.xpo.com/news-releases/news-release-details/xpo-logistics-announces-second-quarter-2022-results-and-raises

UPS、インドで新拠点新設へ

米物流大手UPS社が、インドのバンガロール国際空港で貨物取扱を可能とする拠点を新設するとのことです。 UPSにとっては、インドで2つ目の航空貨物取扱拠点となり、パンデミックにより高まる航空需要を取り込むことを狙っているとのことです。 大きさは、15,000平方フィート。アジア、ヨーロッパ、アメリカとの自動車、繊維、防衛産業におけるハブとなることを狙っているとのことです。 https://www.ttnews.com/articles/ups-expands-cargo-services-india-seize-airfreight-boom

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