Category: ソリューション/Solution

衛星IoT企業Myriota社、Future Fleet社と協業

衛星IoT企業Myriota社、Future Fleet社と協業

IoTを衛星コンステレーションに接続するオーストラリアのMyriota社が、同国テレマティックス企業のFuture Fleet社との協業を発表しました。 従来のGPSではトラッキングが難しい地域におけるアセットマネジメントを補うことで、配送ルートの効率化に繋げることを目指している。 ※原文はこちら

物流機器メーカーの世界ランキング 売上高Top5

物流機器メーカーの世界ランキング 売上高Top5

世界№1の物流機器メーカーってどこの会社がご存知ですか? 実は日系企業の「ダイフク社」なんですね。 ダイフクの2020年3月期の売上高は約4,400億円です。2位とされる「シェーファー社」の売上高が約3,500億円とされているので(非公開企業なので予測ですが)、ダイフクは頭1つ抜けて1位となります。 ダイフクはここ何年もマテハン業界№1の座を守り抜き不動の地位を手に入れています。 その業績が認められてか?(株はあまり詳しくないです…)、最近のダイフクの株価はビューンと上がっていますね。 さて、前置きが長くなりましたが以下にて物流機器メーカーのランキングです。   物流機器メーカーランキング   1位:ダイフク ダイフク社は大阪府に本社を持つ物流機器メーカーです。 2019年にはインドのVega Conveyors & Automation社、蘭・豪のソフトウェア企業を買収して更に成長を加速させています。 ◎年間売上高(2019年度):約4,400億円   2位:シェーファー 1937年に創業したドイツの老舗企業です。 コンテナシステム、パッケージシステム、パレットラック、ITシステムなど様々ば物流向け製品を全世界に提供しています。 ◎年間売上高(2019年度):約3,500億円   3位:デマティック(キオングループ) デマディックは産業用車両を販売するドイツのキオングループの傘下の物流機器メーカーです。 キオングループ全体では年間約1兆円(€8800 Million)の売上高ですが、その中でも物流機器製品ブランドである「Dematic」は€2,378 Millionの売上です。 ◎年間売上高:約2,900億円   4位:ハネウェルインテリグレーテッド ハネウェルインテリグレーテッドは北米の産業用自動機器メーカーが買収した物流機器メーカーです。 ハネウェルはセンサ、スイッチ、バーコードリーダーなど様々な製品を提供していますが、2016年にインテリフレーテッド社を買収しました。当時は豊田自動織機も買収に名乗りを上げていましたが、結局ハネウェル傘下となりました。 ◎年間売上高:約1,850億円   5位:村田機械 5位は村田機械です。京都府に本社を置く、機械メーカーです。 物流機械の他、FAシステムなども提供しています。 ちなみに同じく京都府に本社を置く村田製作所とは資本関係にないので、別企業です。 ◎年間売上高:約1,850億円   以上、トップ5の紹介です。 意外にも日本企業がトップランカーだということが分かります。     ●物流資材を割安で購入しよう! 皆さんはAmazonビジネスというサービスはご存知でしょうか? 言わずと知れた世界的なEC企業のAmazonですが、実は法人向けのサービスも展開しています。 国内ではあまり知られていないですが、Amazonならではの割引サービスや、請求書払いにも対応していて、グローバルでは認知が上がって来ています。 登録だけなら無料ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。 ◎Amazon Business公式サイトへ

北米FreightWeb社、貨物トラック積載効率向上の取組みを紹介

北米FreightWeb社、貨物トラック積載効率向上の取組みを紹介

国土交通省の発表資料によると、国内の貨物トラックの積載効率はここ数年低下傾向にあります。 貨物トラックの積載効率の課題は物流業界の中でも課題提起されることがしばしありますが、それは日本だけで起こっている課題ではなく北米でも似たような状況に直面しています。 トラック輸送ソリューションを提供する北米FreightWeb社は、こうしたトラックの積載効率の改善に向けてハードウェア/ソフトウェアを活用したソリューションを提供する企業です。 今回同社のインタビュー記事の中で「積載効率向上」に関する取組の紹介がありましたのでメモレベルですが簡単に紹介します。 原文は約20分程度の英語のインタビューですので興味があればオリジナルver.も聞いてみて下さい。 【インタビュー概要】 ◎積載効率の改善はこれまでも大きな課題として認識されてきた。ダブルデッキなど様々な取り組みを実施してきたが、安全性、費用面、法規制、オペレーションとの折り合い、パレットの違い等で調整が付かずなかなか進まなかった ◎現在検討中の施策としては、 FTLとLTLといった既存の輸送形態の区分を見直す。具体的にはそれらの折衷案となる「P-LTL(FTLとLTLの混載)」で輸送を考え、料金モデルも利用したスペース単位での課金に変更する 高さを柔軟に調整できるパレットを利用することでトラック内の空間を柔軟に活用する AIを搭載したソフトウェアを活用して積載シミュレーションを行い最適化する。これまでもソフトウェアの類は実践されてきたが、今の時代は多くのデータが社内外から得られるように変わってきている。分析結果もより精緻になってきている トラックの走行データの可視化ではなく、ラックやパレット単位といったより細かいレベルでの可視化を行い、更に他のデータ(TMS上の)と紐付ける。こうして可視化されたデータに基づいて実際のオペレーションを継続的に最適化する 【FreightWebのパレット】 ※原文はこちら Read More…

Kinaxis(キナクシス)社、「RapidValue」を発表 サプライチェーンのデジタル化を最短6週間で実現

Kinaxis(キナクシス)社、「RapidValue」を発表 サプライチェーンのデジタル化を最短6週間で実現

カナダのサプライチェーンソフトウェア企業のKinxis社(キナクシス)は、製造企業向けのサプライチェーンデジタル化を短期間で立ち上げるプログラム「RapidValue」を発表しました。 昨今製造企業にとって自社の供給網を途絶えさせず、サプライチェーンのリスク対応力強化が求められている中で、「RapidValue」は製造企業のエンド・トゥー・エンドでの可視化を素早く実現できるとのこと。 Kinaxis社はこれまでのコンサルティング経験で培った独自の手法によって、製造顧客のサプライチェーン計画、Excelを使ったデータベースの新たなプラットフォームへの移行、サプライチェーンのシミュレーション分析基盤をたったの6週間で具現化できるサービスとのことです。 ※原文はこちら Read More

物流大手「DHL」と「Avibods」が協業拡大を発表 完全自動清掃ロボット「Neo」

物流大手「DHL」と「Avibods」が協業拡大を発表 完全自動清掃ロボット「Neo」

4/27に世界最大の物流企業の「DHL」と「Avibots」が協業を発表しました。 ※原文は「こちら」です。 概要 今回のリリース内容としては、カナダに本社を持つロボットの開発製造企業である「Avibots社」と、ドイツに本社を置く世界最大の物流企業「DHL」の協業の発表です。 Avubotsが開発する自動清掃ロボットを、DHLが世界中に保有する倉庫に今後導入していくことで両社が合意したという内容です。 ポイント1:「協業自体」は2019年に発表済 今回のリリース内容の趣旨としては、原文にも書いてある通り、既にパートナーシップを結んでいたものを「今後更に拡大」させていくことです。 実は両社は2019年に既にパートナー契約を結んでいて、その際は「DHL North America」と「Avibots」間でのパートナーシップでしたが、今回のリリース内容を見るに今後はDHLの北米以外の国や地域にもロボットの導入を推進していくという内容のものです。 恐らくDHL側としては2019年に結んだパートナーシップ契約以降、実際に物流現場で使ってみた結果、Avibotsに対して優位性を感じた、今回の拡大発表をしたものと考えられます。Avibots側としては今後の市場開拓が進むポジティブなニュースだと言えそうです。 ポイント2:そもそも「Avibots」とは? Avibotsは、2014年に設立されたカナダのロボットメーカーです。 ロボットの中でも「床の清掃(Floor Cleaning)」に特化したロボットの開発企業であり、今回発表にあった物流倉庫以外にも、空港、工場、デパートといった商業施設等に製品を卸しています。 今回の発表記事に、DHLがAvibotsをパートナーとして選定した理由に、「他のロボット開発企業ができない、AIを活用した完全自動での清掃」を実現した企業であるとある通り、ロボット開発企業の中では最も先端を走る企業であることが伺えます。 ポイント3:日本では「マクニカ」が代理店販売 こうしてDHLという世界的な企業での導入推進が決まったというニュースは、Avibotsとしては「お墨付き」を得たわけなので、今後他の企業も追従して導入を考える会社が増えていく可能性が高いです。 調べてみると、Avibotsは日本には支社は持っていないようです。国内では「マクニカ」が代理店販売を行っているようです。 マクニカは実は2019年3月の発表で、Avibotsが提供する「Neo」を三菱地所に提供し運営を始めたと発表しています。 今後も同製品が日本のマーケットで普及していく可能性は高いと考えられます。

カナダにおけるトラックドライバーの労働基準法まとめ

カナダにおけるトラックドライバーの労働基準法まとめ

日本国内労働者の労働条件は厚生省が定める労働基準法で制約が定められていますが、トラックドライバーは人命に関わる労働である性質上、「改善基準」と言う別の法規制により労働条件が定められています。 ※国内のトラックドライバー改善基準の内容はこちら。 海外でも同様にトラックドライバー向けの労働基準は設けられていて、輸送会社とその運転手は労働規制を準拠する責任があり、守らなければ会社と個人が罰せられます。 本記事では、カナダにおけるトラックドライバーへの労働基準について、調べた内容を共有したいと思います。カナダの場合、合計積載量が4.5 Kg以上のトラックで、複数の州・地域で運転をするドライバーが対象となります。   ◆Canada/カナダ 【4つの時間区分】 トラックドライバーの勤務と休息の概念は、4つのカテゴリーに分けれています。 1.Off Duty:完全休息 2.Off Duty Sleeping Berth:休息寝台 3.On Duty Driving Time:運転時間 4.On Duty other than driving time:運転はしていないが、勤務はしている   【運転時間の上限】 ・1日の勤務時間は原則最大14時間まで ・そのうち運転時間は原則最大13時間まで ・1日のシフトが始まってから16時間が経過した場合、それ以上運転できない ・7日間での合計勤務時間は最大70時間まで ・14日間での合計勤務時間は最大120時間まで ※なお、70時間勤務した場合、その後24時間連続した休息が必要   【休憩時間の取決め】 ・1日の内、最低10時間の休息を取る ・仮に10時間の休息を取れない場合、最大2時間まで、翌日に休息を繰り越せる (例) 1日のうち13時間運転→8時間休息→2時間運転 ・1日のうち13時間運転した場合、最低8時間の連続した休息を取る   【運転日報でのログが義務付けられている】 カナダでも、下記写真のような運転日報を付けることが義務付けられています。運転日報のフォーマットはカナダ内の州毎で異なります。

ドイツスタートアップWingcopter、メルクとオフィス間ドローン配送の実証実験

ドイツスタートアップWingcopter、メルクとオフィス間ドローン配送の実証実験

【ダイジェスト】 ドイツのドローンスタートアップWingcopter(ウィングコプター)と、ドイツの大手化学・医薬品メーカーのMerck(メルク)は、フランクフルト大学と共同して、ドローンによるオフィス間配送の実証実験に成功したと発表しました。 今回の飛行では、メルクの顔料のサンプルを、研究所があるゲルンスハイムからメルク本社のあるダルムシュタットまでのおそよ25Km離れたオフィス間を配送しました。 今回の飛行実験は、電力線、電車、道路等が入り組む都心部での実験である点で、ドローン配送の本格運用に向けた大きな進歩だと考えられています。また、今回の飛行実験は、目視外の飛行(レベル3)として、商用化の実現に向けて大きく前進した形となりました。 国内でも楽天がゼンリンと東京電力とタイアップを組んで、ドローン配送のレベル3の実証実験に成功しましたが、世界の大手企業も着々と技術に磨きをかけているようです。 【原文】 German drone delivery trial paves the way to replacing trucks for inter-office deliveries 関連するおすすめ記事!! 物流ニュース!!

北米の2020年1月の物量、減少

アメリカ鉄道協会(Association of American Railroads)は北米の2020年1月における物量を発表しました。 アメリカ鉄道協会によると、2020年1月の総物流は、1,165,733カーロード(貨車)で対前年同月比- 5.9%でした。 コンテナとトレーラーについても、対前年同月比-5.4%の1,245,080containers and trailers(コンテナ&トレーラー)と全体の傾向として物量が減少傾向にあることがわかりました。

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