米大手物流会社のFedex社が2021年第2四半期の決算を発表しました。 売上高、利益共に好調で、主因は国内宅急便事業とインターナショナル・プライオリティによるものとのこと。 ●売上高 $20.6 Billion(対前年比19%増) ●営業利益 $1.51 Billion(対前年比120%増) ※調整後 ●純利益 $1.3 Billion(対前年比96%増) ※原文はこちら ●筆者の一言 新型コロナウイルスにより人の購買行動が店舗→オンラインへと変わる中で、EC向け宅急便の物量は増加傾向にある。この傾向は今後も続くことが考えられ、しばらく運輸企業の業績は好調に推移しそうです。 また新型コロナウイルスによりサプライチェーンが遮断され、企業の緊急出荷が増えたことも今回の好業績の一因になったと考えます。 それにしても、売上高が成長している一方で、コストを低く抑えれて収益をも改善できているのはお見事ですね。
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米FedEx社、ShopRunner買収を発表
北米の総合物流企業Fedex社が、輸送のサブスクリプションサービスを提供する「ShopRunner」を買収することを発表しました。 ShopRunerは月額定額制で配達サービスを提供するECプラットフォーム企業で、ファッションブランドを中心に100以上の店舗からなる製品を、2日間の納期+返品無料で利用できるサービスです。 アメリカのシカゴ州に本社を構える同社は、大手EC企業Amazonが提供するAmazon Primeの競合サービスとの認識が高まっている注目企業です。 ●筆者の感想 FedEXは元々は「物流/運送会社」としてモノの配送に携わり企業であったが、今回の買収により、消費者の購買行動の上流側を狙いに来ていることがより明確になったと思う。 今後最大のライバル企業UPSがどのような施策に打って出てくるのか、そして元々はEC企業から始まり下流のラストワンマイルまで手掛けるようになったライバル企業Amazonとのシェア争いがどのようになるのか楽しみです。 ※原文はこちら
FedExが2020年度の業績を発表
北米の総合物流企業FedEX社が2020年度の業績を発表しました。 売上高と利益 ●2017年-2020年の売上高推移 ●2017年-2020年の利益率推移 【ポイント】 ・2020年度の売上高は$69,217。2019年度が$69,693でしたので売上高はほぼ変化なし ・2020年は費用が増えた結果、営業利益率は3.49%にまで低下。純利益率は1.8% セグメント別売上高 【ポイント】 ・最も大きな売上高のFedEx Express(郵便事業)が対前年比-5% ・FedEx Groundは対前年比+11%と堅調に推移 FedEX関連
FedExの企業情報 業績や最新のニュース
北米最大手の物流企業FedEx(フェデックス)の企業情報です。 国内でも主に都心部を中心に、紫とオレンジの「FedEx」のロゴが付いた軽トラックを良く見かけるのではないでしょうか。 物流業界へ転職を考えている人や、FedExのサービスに興味がある人等、参考にして下さい。 目次 ◆企業概要 企業名 FedEx Corporation 設立年 1971年 本社 北米 テネシー州 海外展開 220か国 従業員数 約239,000 年間売上高 約7兆6660億円 株式公開 非上場 日本オフィス 東京都江東区 有明イーストタワー 比較までに日本郵便の親会社である日本郵政でも年間売上高は、3兆8800億円程度です。FedExは物流サービスだけで7兆円を超える巨大物流企業だということが分かります。 ◆事業内容 FedExは総合物流企業ですが、具体的には5つのセグメントに分かれています。 1.FedEx Express 国際宅配事業です。母体である「FedEx Express」に加えて、傘下にオランダの「TNT Express」も持ちます。全世界22oの国や地域に対して宅配物を輸送する事業です。 2.FedEx Ground 北米における宅配事業及び、北米とカナダのビジネス住所宛てに小包を輸送する事業です。「FedEx Smart Post」という小売企業向けの低価格輸送サービスも提供。 3.FedEx Freight 北米内における航空輸送サービスです。小口貨物を対象として、北米内に速達する「FedEx Freight Priority」と、より安価に輸送できる「Freight Economy」を提供。 4.FedEx Service マーケティング、請求処理、ITサービスといった、物流のバックオフィス業務を推進する部隊です。買収したKinkosの印刷・発送事業を「FedEx Office」として運営しています。 5.FedEx Logistic 通関業務や海運事業の他、物流事業者向けにのサプライチェーンマネジメントソリューション(SCM)、Eコマース向け配送ソリューション、サービスロジスティクス事業、3Dプリンティング事業といった様々な物流サービスを提供しています。 ◆業績 -企業全体での業績 2017 2018 2019 Revenue(売上) […]