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2020/2/17 キューネ社発表のコロナによる物流情報

2020/2/17 キューネ社発表のコロナによる物流情報

グローバル大手総合物流企業のKhunel(キューネ)は、コロナの影響に関する情報をアップデートしました。 ◆稼働状況 中国におけるサプライチェーンは徐々に業務を再開している。ただ港湾と空港に関する正確な情報は現状困難な状況。 各自治体は、企業の業務再開に対して、検疫等のさらに厳しい追加要件を課しているとのこと。そのため、フライトのキャンセルが相次出いて、配達遅延も発生しているとのこと。   ◆海上輸送 中国では武漢を除くすべての港が営業を継続。ただ、上海と天津の港湾は混雑している。人手も不足している状況にあり、荷役の遅延が発生している。 直近の状況としては、合計31便が欠航。SeaIntelによると長距離航路における減便等の対応は3月中旬まで続くとみられる。 また旧正月が延期されたことを受けて、上海や天津の港湾は、深刻な混雑状況にあると発表しています。   ◆空輸 武漢を除き、中国及び香港における全ての空港が稼働中。配達の遅延については、貨物によって様々。中国当局の追加の安全対策に従い、人手不足の状況にあり、遅延が発生している。 また航空便の運航制限により、貨物が通常のようにスムーズに流れず、空港における輸入貨物と輸出貨物いずれも混雑が発生する可能性は明らかであると言及しています。

Kuehne(キューネ)、アジア支社を統合

Kuehne(キューネ)、アジア支社を統合

2020年1月20日、グローバルロジスティック企業のキューネ・アンド・ナーゲル社は、アジアパシフィック地区における2拠点の機能を1つに統合させたことを発表しました。キューネ社はこれまでもヨーロッパ3拠点を1つに統合させ、北米3拠点を1つに統合させグローバルでの組織再編を進めてきましたが、今回の統合で3地区目の拠点統合となるとのことです。以下、キューネ社について簡単にまとめました。 ◆キューネは世界でも有数の歴史ある物流企業 キューネは世界100か国に1300の拠点を持ち、従業員数は82,000以上を抱える巨大物流企業です。元々は1890年にドイツで設立された企業ですが、1976年に本社をスイスに移転させています。海上輸送や航空輸送に強く、世界中の企業を買収して成長していてます。現時点で売上高は185.9億フランと、日本円で約2兆円を稼いでいます。またGartner社が2018年に発表したMagic Quadrantのサプライチェーン部門において、キューネはリーダーポジションとして選出されています。 ◆キューネは戦争とも密接に関わる キューネ社は、第二次世界大戦中はナチス・ドイツに協力し、1942年に開始されたユダヤ人を対象とする略奪作戦「M-Aktion」では、家具等の輸送における主導的な役割を持った企業です。 ◆キューネは国内でも展開 キューネ社は、日本においては1982年から事業を始めました。本社は東京の東陽町にあります。その他に名古屋、大阪、福岡に支店を持っています。 ◆ITテクノロジーに強い キューネ社社は、IT技術を基盤とした総合ロジスティックスで高い評価を得ているとのことです。2019年4月には、フルコンテナ輸送のリードタイムを保証する業界初の海上貨物オンラインシステムであるKN Pledge(KNプレッジ)を発表しています。世界中で7,500人を超える経験豊富なスペシャリストがリアルタイムの船舶情報や各種データを有効活用しているそうで、IT基盤を活用した高度なリードタイムコントロールに強みを持つ企業のようです。

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