o9がMicrosoftのDynamics365との連携を発表 サプライチェーンのデジタル化を推進

o9社はここ数年個人的に注目していた企業なのですが、先日Microsoft Dynamics365と連携することを発表しました。

実質o9社はMicrosoft社のエコシステムに乗ることの意思表明とも取れるので、サプライチェーン向けITソリューション業界にとっては、比較的大きな出来だなと感じます。

 

※下図はo9社より引用

 

実はそのMicrosoft社も、つい先日サプライチェーン向けの新ソリューションの提供を発表したばかり。

 

自分もMicrosoft社のこのソリューションは実際に試してみましたが、

正直サプライチェーンのデータ管理の機能が中心に構成されていて、

最適化に必要なアルゴリズム周りは提供していないなぁという印象でした。

 

その矢先にこの発表ですね。

記事にも書いてありますが、需要を予測したり、需給計画などの最適化の部分は、外部システムを取り込む方針なのでしょう。

強者プラットフォームプレーヤーあるあるの、オープン化戦略ですね。

 

ちなみに下記がMicrosoftのCOO(最高執行責任者)のコメント。

Microsoft社が提供するPower BIなどとのIntegration(連携・実装)も可能にするみたいですね。

※ソースはこちら

 

このサプライチェーンソリューション業界は、他にも沢山の企業が登場しています。

今後他社も同社の戦略に追随するのか、あるいは独自の戦略で勝負するのか、業界内の企業同士で合併を進めていくのか、

しばらくは興味深い展開が続きそうです。

 

 

 

 

ブログ管理人について

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元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。
SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。
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