Gartnerが2020年Magic Quadrant for TMS(輸送管理システム)を発表
北米のリサーチ会社Gartnerが2020年のTransport Management System(輸送管理システム)のMagic Quadrantを発表しました。
【2020年の結果】
なお比較用に2019年も貼っておきます。
【2019年の結果】
1.全体としては底上げ傾向
まず2019年と比較すると全体として「Ability to Execute」が底上げされていて、チャートが上に寄り「Challengers」ポジションにある企業が増えています。
特に大きな飛躍を見せたのが、米Kuebix社と米E2Openです。
Kuebixは北米のSaaSベースのTMSを提供する会社ですが、2019年は「Niche」ポジションでしたが2020年は「Challenger」ポジションへと大きく前進しています。
またサプライチェーンの可視化サービスを提供するE2Openは、リーダーポジションの中で頭一つ抜き出ています。
2.Leaderポジション勢には大きな変動なし
まずマトリックス図の右上セグメントにある「Leader」ポジションにはOracle、Blue Jay(旧JDA)、SAP、Manhattan Associateの4社が選出されました。
これら4社は2019年にもリーダーポジションに選出されていますので、リーダー勢の顔ぶれという点では2019年と変動ありません。
2020年から新たに「Blue Yonder」が出てきていますが、これは先日「JDA」が買収先企業の「Blue Yonder」に社名を変更しましたので、社名は変わっていますが中身は同じです。
また別個で見ていくと、Manhattan Associates社のAbility to Executeが向上しSAP社との差が縮まっています。
※原文はこちら
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