2019年度決算資料より抜粋し整理しました。
ポイントとしては、
・最大の事業である海運事業が前年比115%と好調。
・荷揚げ事業についても好調。
・陸運事業は、売上低下も、収益性が向上している。
・造船事業の売上が低迷している。
①Ocean/海運事業
| 2018 | 2019 | 成長率 |
Revenue(売上) | 28,366 | 28,418 | 100.2% |
EBITDA | 3,782 | 4,356 | 115.2% |
EBIT率 | 13.3% | 15.3% | |
2019年度の年間コンテナの輸送量は4,124,860TEUでした。比較としてKuhnelの2018年度のコンテナ輸送量が4.7Million TEUです。
②Logistic and Service/陸運事業
| 2018 | 2019 | 成長率 |
Revenue(売上) | 6,082 | 5,965 | 98.1% |
EBITDA | 191 | 238 | 124.6% |
EBIT率 | 3.1% | 4.0% | |
➂Terminals & Towage/ターミナル・引き船事業
| 2018 | 2019 | 成長率 |
Revenue(売上) | 3,772 | 3,894 | 103.2% |
EBITDA | 998 | 1,107 | 110.9% |
EBIT率 | 26.5% | 28.4% | |
ターミナル事業に関しては、2019年度において、トルコのイズミル及び神戸六甲のターミナルを撤退しています。これにより、同社の欧州及びアジアにおけるターミナル事業は減少。
一方、ラテンアメリカ(+22%※主にMorinの物量増)、北米(+9.9%※ロスアンジェルスの物量増)、アフリカ・中東(+4.6)が事業をリードしています。
④Manufacturing & Others segment/造船事業
| 2018 | 2019 | 成長率 |
Revenue(売上) | 2,787 | 2,172 | 77.9% |
EBITDA | 163 | 205 | 125.8% |
EBIT率 | 5.8% | 9.4% | |
造船事業に関して、2019年1月にMaerskは、ドライコンテナの造船から撤退すると発表しました。今後は冷凍車(reefer)に事業を集中させる意向。
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