Month: November 2020

Gartnerが2020年Magic Quadrant for TMS(輸送管理システム)を発表

Gartnerが2020年Magic Quadrant for TMS(輸送管理システム)を発表

北米のリサーチ会社Gartner社(ガートナー)が2020年のTransport Management System(輸送管理システム)のMagic Quadrantを発表しました。   【2020年の結果】   【2019年の結果】   ・2019年のリーダーポジション6社(Oracle、JDA、SAP、Manhattan)は2020年も変わらずにリーダーポジションを堅持。 ・2019年比では、Manhattan社とE2Open社が2019年から大きく前進。特にAbility to Executeが伸びる。

キューネ社、2020年Q3は減収減益

キューネ社、2020年Q3は減収減益

海運大手Kuehne社が2020年第三四半期の業績を発表しました。 2020年Q3の売上高は14,839 CHF Millionと、対昨年比で-6.3%の減収。また収益は575 CHF Millionと、対昨年比で-3.8%の減益で着地しました。 Kuehne+Nagel Group, CHF million 9M 2020 9M 2019 Δ Q3 2020 Q3 2019 Δ Net turnover 14,839 15,838 -6.3% 5,031 5,238 -4.0% Gross profit 5,516 5,989 -7.9% 1,866 1,974 -5.5% Operating result (EBITDA) 1,399 1,341 4.3% 600 472 27.1% EBIT 790 794 -0.5% 371 283 31.1% Earnings for the period […]

米UPS、2020年Q3の業績は堅調に推移

米UPS、2020年Q3の業績は堅調に推移

米物流大手UPS社が発表した2020年第三四半決算によると、売上高が$21.23 Billion(対前年比15%増)、収益が$2.24 Billion(対前年比11%増)と、堅調に推移していることが分かりました。 対Eコマース向けの物量が増加したことが好調の牽引役だと発表しています。   UPSのセグメント別では、北米内貨物事業は対前年比15.5%増の$13.2 Billion、国際貨物輸送が17%増の$4.08 Billion、サプライチェーン事業が16%増の$3.9 Billionでした。   原文はこちら

米XPO Logistics、最新のウェアラブルデバイスの試験導入結果を発表

北米大手物流会社XPO Logisitics社は、最新のウェアラブルデバイスを使ったバーコードスキャンの試験導入結果が成功したことを発表しました。   今回同社が利用したのは、ドイツ製の「ProGlove Mark 2」です。 スキャナーを手の甲部分に持ってくることで、ハンズフリーでのバーコードスキャンが可能となります。   XPO Logisticsが行った今回のパイロットプロジェクトでは以下のような効果が見られたとのことです。 ・6秒/1ピックの削減 ・75%のピックエラーの削減 ・ピッキングデータの収集 ・人間工学の観点から設計されたユーザーフレンドリーなデザイン

米VeriShip、Siftedと合併 物流向け予測分析プラットフォームを提供

米VeriShip、Siftedと合併 物流向け予測分析プラットフォームを提供

北米に本社を置くVeriShip社がSifted社と合併することを発表しました。 Veriship社は北米に本社を置くSAAS企業で、主に中小企業の出荷データに基づいて支出管理を行ったり、輸送費用の費用削減機会を分析するソフトウェアを提供している会社です。 Sifted社も北米に本社を置くSAAS企業で、物流データに基づいた予測分析のソフトウェアを提供している会社です。   両社が合併することで、輸送の可視性をより高め、顧客が予測分析と支出管理をより行いやすくなるソフトウェアを提供できるようになるとのことです。

サプライチェーンにおけるレジリエンスとは? 各社の取り組み内容や定義のまとめ

サプライチェーンにおけるレジリエンスとは? 各社の取り組み内容や定義のまとめ

ここ最近物流関係者と会話している中で、新型コロナウイルスによる影響もあってか、resilience/レジリエンスという言葉を耳にする機会が増えてきたと感じます。 このresilienceですが、直訳すれば「回復力」や「弾力性」です。 危機的な状況や不利な状況ら脱する=回復する力ということですよね。   多くの会社は新型コロナウイルスによって突如危機的な状況に陥り、会社を立て直す必要が出てきている中で、「resilience」が注目されるのも分かる気はしますね。 実際北米のソフトウェア会社Blujay Solutionsが実施した調査によると、先般より続く新型コロナウイルスによって発生した混乱の教訓を活かして、約75%もの企業がサプライチェーンを見直す必要があると考えているそうです。     サプライチェーンにおけるレジリエンスの意味 このresilience(レジリエンス)ですが、サプライチェーンとの関わりにおいてどのような意味合いで使われるのかは分かりずらくないでしょうか。 サプライチェーンを回復する力・立て直す力と言われても、なんかピンと来ないです。 幾つかその意味合いについて、参考書籍から引用させて頂きます。   著書『The Resilient Enterprise: Overcoming Vulnerability for Competitive Advantage (English Edition)』によると、 For companies, resilience measures their ability to, and the speed at which they can, return to their normal performance level following a high-impact/low-probability disruption. レジリエンスとは、予測できなかった事象が発生し企業が大きな脅威にさられて企業が危機的な状況に陥った状況から元通りに回復するための、力とスピードのこと。   そういう意味だと、日本はこれまでも幾度もの地震や津波、戦争といった危機的な状況に陥っては立て直してきた経験がありますので、レジリエントな力は持っているのかもしれません。     一方、セイノー情報サービス(株)社長でもある鳥居さん監修の書籍『協調時代のサプライチェーン』の中では下記のように書かれています。   […]

米Coupa、ラマソフト社の買収を発表

米Coupa、ラマソフト社の買収を発表

北米に本社を置く電子購買ソフトウェアプロバイダーのCoupa社が、サプライチェーン分析ソフトウェアプロバイダーのLLamasoft(ラマソフト社)を買収したとのビッグニュースを発表しました。 買収金額は$1.5 Billion(日本円にして約1,600億円)とのことです。   Coupaは購買調達ソフトウェアプロバイダーで、下図のGartner社が発表した2020年度のMagic Quadrantレポートでもリーダーポジションに選出されています。 BtoB向けITサービス界隈では、有名な企業です。   そんなCoupa社が、AIを取り入れたサプライチェーン分析ツール(特にネットワーク分析に強い)の買収するとのことで、これは大きな動きとなるのではないでしょうか。     なお、CoupaのCEOは今回の買収にあたって、顧客がサプライチェーン全体のinstant visibility(即効性のある可視性)、agile planning(素早い計画能力)、timely risk mitigation support(タイムリーなリスク管理サポート)を必要としている中で、ラマソフトのサプライチェーンデータ分析能力とCoupaが保有する顧客の決済データを組み合わせることで、より強力な購買決済プラットフォームを構築していきたいとコメントしています。 CoupaもLLamasoftも世界的には高いプレゼンスを持つ企業ですので、両者が掛け合わさった今後の展開が楽しみです。   ※原文は下記からご覧ください。 ※詳細はこちらから

海運大手マースク、2020年第3四半期決算を発表

デンマークに本社を置く、海運大手A.P. モラー・マースク社が2020年第3四半期の決算を発表しました。   【2019年比】     ・2020年第3四半期の売上高(Revenue)は、$9917Millionで対2019年比で-1.4%の減収。Ocean(海上輸送)とTerminal & Towage(港湾)が物量の減少により減少となったが、Logistic & Service(物流、サービス)が増収。 ・同期のEBITDAは$2297 Millionで対昨年比で+37.8%の増益。

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