物流大手「DHL」と「Avibods」が協業拡大を発表 完全自動清掃ロボット「Neo」 4/27に世界最大の物流企業の「DHL」と「Avibots」が協業を発表しました。※原文は「こちら」です。 概要 今回のリリース内容としては、カナダに本社を持つロボットの開発製造企業である「Avibots社」と、ドイツに本社を置く世界最大の物流企業「DHL」の協業の発表です。Avubotsが開発する自動清掃ロボットを、DHLが世界中に保有する倉庫に今後導入していくことで両社が合意したという内容です。 ポイント1:「協業自体」は2019年に発表済 今回のリリース内容の趣旨としては、原文にも書いてある通り、既にパートナーシップを結んでいたものを「今後更に拡大」させていくことです。実は両社は2019年に既にパートナー契約を結んでいて、その際は「DHL North America」と「Avibots」間でのパートナーシップでしたが、今回のリリース内容を見るに今後はDHLの北米以外の国や地域にもロボットの導入を推進していくという内容のものです。恐らくDHL側としては2019年に結んだパートナーシップ契約以降、実際に物流現場で使ってみた結果、Avibotsに対して優位性を感じた、今回の拡大発表をしたものと考えられます。Avibots側としては今後の市場開拓が進むポジティブなニュースだと言えそうです。 ポイント2:そもそも「Avibots」とは? Avibotsは、2014年に設立されたカナダのロボットメーカーです。ロボットの中でも「床の清掃(Floor Cleaning)」に特化したロボットの開発企業であり、今回発表にあった物流倉庫以外にも、空港、工場、デパートといった商業施設等に製品を卸しています。今回の発表記事に、DHLがAvibotsをパートナーとして選定した理由に、「他のロボット開発企業ができない、AIを活用した完全自動での清掃」を実現した企業であるとある通り、ロボット開発企業の中では最も先端を走る企業であることが伺えます。 ポイント3:日本では「マクニカ」が代理店販売 こうしてDHLという世界的な企業での導入推進が決まったというニュースは、Avibotsとしては「お墨付き」を得たわけなので、今後他の企業も追従して導入を考える会社が増えていく可能性が高いです。調べてみると、Avibotsは日本には支社は持っていないようです。国内では「マクニカ」が代理店販売を行っているようです。マクニカは実は2019年3月の発表で、Avibotsが提供する「Neo」を三菱地所に提供し運営を始めたと発表しています。今後も同製品が日本のマーケットで普及していく可能性は高いと考えられます。 人気の記事! ◎外資系物流社員がおすすめする物流書籍7冊 ◎サプライチェーンにおけるレジリエンスとは 何故必要なのか ◎実際に働いて分かった物流担当者におすすめの資格 ブログ管理人について 元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。 SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。 よろしくお願いします。 Follow @insight_eagle Leave a ReplyYour email address will not be published. Required fields are marked *Comment * Name Email Website Please input characters displayed above.
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