サイクル在庫はなぜ2で割って半分にするのか

最近サイクル在庫について学んでいる中でどつしても引っかかることがありました。

サイクル在庫は、期間内における需要を満たすための在庫のこと。

つまり期間が5日で、

期間内の需要が1日平均500だとしたら、

期間内の総需要は2,500(5×500)となる

しかし、サイクル在庫はこの2,500を2で割って平均を出すのである。。。

!?!?!?

ここがイマイチしっくりこない。

なぜならそもそも在庫とは欠品を防ぐことが前提にあるべきだと考えるからだ。

2,500÷2をすると、結果1,250になるわけだが、この在庫量では3日目には欠品するよね!?

ということで、何故半分にするのか調べてみたが、あまりしっくりくる回答はなく、自分で自分を納得させてみました。

期初在庫は2,500だとします。

毎日需要が500が出てくるとします。

そうすると日々の在庫の推移は下記の通りとなります。

・0日目: 2,500

・1日目: 2,000

・2日目: 1,500

・3日目: 1,000

・4日目: 500

・5日目: 0

5日目までの在庫の合計値は、

2,500+2,000+1,500+1,000+500+0=7,500になります。

ここからがポイントでサイクル在庫は、

目的が欠品ではなく、

需要を満たすための在庫のことなのです。

だから7,500÷6となると1,250となります。

この値はサイクル在庫の需要2,500÷2=1,250と同じじゃないですか!

ということで、サイクル在庫って名前やめません!?笑

サイクル在庫って名前が分かりづらい!

だから、

【平均需要を満たすために必要な在庫量】

でいいのではと、

以上、サプライチェーンの端くれにいる人の独り言つぶやきでした。

 

 

 

 

ブログ管理人について

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元々物流会社で勤務してました。今は外コン勤務です。
SCMに携わってもうすぐ10年。自分の学びも含め、世界の物流・サプライチェーンに関する情報収集・発信しています。
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