Category: ドローン/Drone

ドイツスタートアップWingcopter、メルクとオフィス間ドローン配送の実証実験

ドイツスタートアップWingcopter、メルクとオフィス間ドローン配送の実証実験

【ダイジェスト】 ドイツのドローンスタートアップWingcopter(ウィングコプター)と、ドイツの大手化学・医薬品メーカーのMerck(メルク)は、フランクフルト大学と共同して、ドローンによるオフィス間配送の実証実験に成功したと発表しました。 今回の飛行では、メルクの顔料のサンプルを、研究所があるゲルンスハイムからメルク本社のあるダルムシュタットまでのおそよ25Km離れたオフィス間を配送しました。 今回の飛行実験は、電力線、電車、道路等が入り組む都心部での実験である点で、ドローン配送の本格運用に向けた大きな進歩だと考えられています。また、今回の飛行実験は、目視外の飛行(レベル3)として、商用化の実現に向けて大きく前進した形となりました。 国内でも楽天がゼンリンと東京電力とタイアップを組んで、ドローン配送のレベル3の実証実験に成功しましたが、世界の大手企業も着々と技術に磨きをかけているようです。 【原文】 German drone delivery trial paves the way to replacing trucks for inter-office deliveries 関連するおすすめ記事!! 物流ニュース!!

ブラジルにおける商業用ドローンの法規制

ブラジルにおける商業用ドローンの法規制

ブラジルにおけるドローン利用の法規制について調べた内容をまとめました。 最新情報や不明点はブラジルのドローン関連の規制を定めているANACとDECEAのオフィシャルサイトの確認をお願いします。   ドローン規制の管轄組織 ブラジルのドローン規制は下記の民間と政府機関の2組織が定めています。 ・ANAC:ブラジルの民間航空機関 URL: ANAC公式HP ・DECEA:ブラジルの空域管理局 URL: DECEAの公式HP   ドローン規制の内容 ・18歳以上のみの年齢制限がある ・一度に複数のドローンを飛行させることは禁止 ・常時、ドローンをvisual line of sight(目視内)で飛行させること ・55ポンド(250グラム)以上のドローンを飛行する場合、ドローン飛行による第三者への損害を補償する保険に加入する ・55ポンド(250グラム)以上のドローンは、ANACのUnmanned Aircraft Systemに登録すること ・55ポンド(250グラム)以上のドローンは、ドローン飛行と無関係の一般人から98Feet(30メートル)以上離れること。ただし、機体と人間の間に何らかのbarrier(壁や建物等の防護物)がある場合は飛行が可能。また、仮に飛行する場合は、対象の人に必ず伝達すること ・Department of Airspace Control(ブラジルの空域管理局)のガイドラインに従うこと ・刑務所、軍事施設等の要所施設上空の飛行は禁止 ・ビルから98Feet(30メートル)以内の飛行は禁止 ・人間の上を飛行させることは禁止 ・空港から、3マイル以内を飛行する場合は(SARPAS)への申請が必要、3~5マイルを飛行する場合は高度100Feet圏内、5マイルの場合は高度100~400Feet圏内まで飛行可能 ・Autonomous(無人飛行)は禁止。ただし、これはAuto(自動操縦)とは異なる。自動操縦は、人がいつでも飛行の操縦をコントロールできる状態のこと ・オペレーションの特徴によって、ライセンスが必要   ライセンス要件 ・機体が、55ポンド(250グラム)以下で、高度400Feet以内の場合は、その目的に応じてライセンスされる その他の場合は下記の通りライセンスが必要 クラス1:機体が、330 ポンド以上で、高度400Feet以上を飛行したい場合 クラス2:機体が、55~330 ポンドで、高度400Feet以上を飛行したい場合 クラス3:機体が、55ポンド以内で、高度400Feet以上を飛行したい場合 ライセンスの取得に加えて、クラス1、2のライセンス保有者は、ANAC発行のAeronautical Medical Certificate (航空用身体検査)か、DECEA発行のAeronautical Medical Certificate(航空用身体検査)が必要である   ソース ANACオフィシャルサイト: ANACのオフィシャルサイト   ドローンビジネス参入ガイド   ドローンの教科書 標準テキスト […]

トルコにおける商業用ドローンの法規制

トルコにおける商業用ドローンの法規制

トルコにおけるドローン利用の法規制について調べた内容の共有です。 以下が規制の概要と内容になります。   ドローン規制の管轄組織 トルコのドローン規制は「State Airport Administration of Turkey(トルコ共和国運輸インフラ省)」が担当しています。 URL:公式HP   ドローン規制の内容 ・500グラム以上のドローンを飛行させる場合政府への届け出が必要 ・商業用ドローンの場合は機体の重さに関係なく届け出が必要 ・上空120m以上の飛行は禁止 ・機体の重要制限は4Kgまで   その他の情報 ・外国籍者はトルコでドローンパイロットの資格が取れない ・許可証をもっていない場合、ドローンの国内持ち込みですら禁止。持ち込みが見つかった場合は機体を税関に押収される     ドローンビジネス参入ガイド   ドローンの教科書 標準テキスト – 無人航空従事者試験(ドローン検定)3級4級対応 改正航空法・完全対応版 (ドローン検定協会)

南アフリカにおける商業用ドローンの法規制

南アフリカにおける商業用ドローンの法規制

南アフリカにおけるドローン規制の内容について調べた内容の共有です。 以下が規制の概要と内容になります。   まずは南アでのドローンの可能性 南アフリカは、金やダイヤモンドの産出国として鉱業面でのドローンニーズが高い国です。 鉱業面は人的な安全面を確保することが課題となっていて、ドローンに対する関心が高まっています。 実際日系ドローンベンチャーのテラドローン社も、南アフリカに進出し鉱業面でのソリューションを提供しているようです。   ドローン規制管轄機関 SACAA:South African Civil Aviation Authority(南アフリカ民間航空局)   ドローン規制の内容 ・空港の半径10KM以内では飛行できない ※ただしSACAAによる許可があれば可能 ・機体重量が7KG以上のドローンは飛行不可 ・私有地の半径50メートル以内では飛行不可 ※許可もらえれば飛行OK・ドローンパイロットは、機体を常にVisual Line of contact(機体が目視可能)内で飛ばすこと ・Daylight Hour(日中)のみ飛行可能。それ以外の時間帯は不可 ・特殊な飛行禁止エリア内は飛行不可 ※SanPark公園は飛行不可エリア   ソース SCAA公式サイト:こちら 規制内容の詳細に関して:こちら San Park公園の公式サイト:こちら   ドローンビジネス参入ガイド   ドローンの教科書 標準テキスト – 無人航空従事者試験(ドローン検定)3級4級対応 改正航空法・完全対応版 (ドローン検定協会)

中国における商業用ドローンの法規制

中国における商業用ドローンの法規制

中国におけるドローン規制の内容について調べてみました。 以下が規制の概要と内容になります。 ドローン規制の管轄組織 CAAC:Civil Aviation Administration of China(中国民用航空局) ドローン規制の内容 ・250gram以上のドローン機体は、管轄機関であるCAACへの登録が必要 ・商業用に限らず、中国でドローンを飛行する場合、ライセンス必須 ・Visual line of sight(目視内)外では飛ばせない ・高度120メートル以上は飛ばせない ・人口密度の高い場所では飛ばせない ・空港、軍事施設等の飛行禁止空域で飛ばせない ・「No-Fly-Zones」で飛ばせない。例えば北京は飛行禁止ゾーンに入っている ・CAACからの許可がない限り、Control Zone(航空管制空域)内でも飛ばせない 許可証の要件 ・機体の重量は250gram以上である ・機体のオーナーの氏名 ・Passport番号等のID ・電話番号やメールアドレス ・製品の製造番号 ・シリアルナンバー ・利用用途 ※許可証を取得できたらQRコードとして印刷の上、機体に貼り付けること ※許可証の申請に関してはこちらに詳しく載っています その他特殊機体に必要な許可証 ・機体重量が7Kg~116Kgの場合は届け出が必要 ・商業用利用でドローンを飛ばす際はCAACに届け出が必要 ・機体重量が116Kg以上の場合は別途パイロットライセンスが必要 関連するおすすめ記事!! 物流ニュース!!

インドにおける商業用ドローンの法規制

インドにおける商業用ドローンの法規制

インドにおけるドローンの法規制について調べた内容の共有です。 以下が規制の概要と内容になります。 情報ソースについても記載していますので、飛ばす前はご自身で原文の確認をお願いします。   ドローン規制の管轄組織 ・Ministry of Civil Aviation(インド民間航空省) ・Directorate General of Civil Aviation(民間航空省の子機関)   インドが定めるドローンのカテゴリ インドは以下の通り、サイズ毎でのドローンの機体区分が設けられていて、カテゴリ毎で規制が異なります。 ・Nano:250gram以下 ・Micro:250gram~2Kg ・Small:2Kg~25Kg ・Medium:25Kg~150Kg ・Large:150Kg以上   ドローン規制の内容 ・NANOカテゴリー以下(ドローンの機体のカテゴリ分け)は機体の登録が必要 ・許可証を取得すること ※ただし、NANOカテゴリー及びMicroカテゴリーの上空200Feet以内の飛行は不要 ・ドローンパイロットは、機体をdirect visual line内に入れておく(機体を目視できること) ・高度400Feet(121メートル)以上は飛行できない ・空港周辺、軍事施設周辺等の飛行禁止空域では飛行不可 ・許可に関してはFlight Plan(飛行計画)、Air Defense Clearance、Flight Information Center(ID)を取得 ・機体のスペック制限(詳細はページ下部を参照下さい) ・No Permission No Takeoffルールの順守(詳細はページ下部を参照下さい)   機体のスペック制限 インドでのドローン飛行は、以下のスペック要件を満たした機体でなければいけません。 ・GPS搭載 ・Return on Home機能(発地点に戻ってこれる機能) ・ストロボライト ・IDプレート ・ドローンパイロットと飛行データを記録できるスキルを持った人材 ・RFID and SIMの搭載 […]

ドバイ(UAE)における商業用ドローンの法規制

ドバイ(UAE)における商業用ドローンの法規制

ドバイのドローン規制に関して調べた内容の共有です。 ドバイで商業用ドローンを飛ばすことは可能とされていますが、以下の通り規制が設けられています。 最新情報や実際の飛行前には情報ソースより原文の確認をお願い致します。 ドローン規制の管轄組織 ドバイの商業用ドローン飛行に関する法規制は、以下2団体が管轄しています。 1.GCAA: General Civil Authority 2.DCAA: Dubai Civil Aviation Authority 法規制の内容(GCAA) ・UAS GCAA Examという試験に合格する必用がある ・GCAA Drone Registration Certificateに登録して、ライセンスを取得する必用がある ・実際に飛行させる前にOperational Approvalを取得する必用がある 上記に加えて、商業用/趣味用に関わらず、Dubai Civil Aviation Authority (DCAA)が定める以下法規制を順守しなければいけません 法規制の内容(DCAA) ・トレーニングの受講 ※トレーニングは「Sanad Academy」や「Exponent」にて受講することが可能 ・書類の提出 ※書類はDCAAに提出します。内容としては企業名、住所、企業登録番号、連絡先、Emirates ID、パスポートやVISA等を記載します。 ・No Objection Certificate(証明書)の取得 ・人、他の機体、障害物との衝突を避ける ・人に不快な行為をしないこと。故意に私有地にぶつけたりしない ・公共、私有地の上空を飛行しない ・空港の近くで操作しない ・No Fly Zoneという、禁止空域で飛行させない ソース ・GCAA: GCAAの公式サイト ・DCAA:DCAAの公式サイト ・Sanad Academy:Sanad Academy公式サイト ・Exponent:Exponent公式サイト ドローンビジネス参入ガイド       […]

アメリカにおける商業用ドローンの法規制

アメリカにおける商業用ドローンの法規制

昨今のドライバー不足とEコマースの台頭を受けて、世界中でドローンによる宅配実験が進んでいるようです。 日本でも楽天がドローンによる宅配サービスとなRakuten Droneを始めました。 今後、こうした各企業の試験飛行を通じて、空のインフラが技術面でも法規制面でも整備されていくのではないでしょうか。 本記事では、ドローン配送のパイオニアであるアメリカにおける法規制を調べてみました。 なお商業用ドローンは新しい産業で今後法規制が変化する可能性が高いです。 特にアメリカは法律が頻繁に変わるので最新の情報をアップデートするといった対応が必要です。 ドローン規制の管轄組織 アメリカにおけるドローンの法規制は、FAA(U.S. Federal Aviation Authority)という政府機関にて整備されています。 FAAはアメリカの運輸省の下部機関であり、航空輸送の安全維持を担当している政府部局となります。 ドローン規制の内容 ・ドローンを飛ばすにはRemote Pilot CertificateというFAAが発行する免許が必要である ・機体をFAAに登録する必用がある。FAADrone Zoneというwebsiteより申請 ・機体は積載物含めて55ポンド以下 ※55ポンドは約2.5Kg ・Class G Airspace内でのみ飛行が可能 ※Class Gとはアメリカの飛行可能空域の区分です。上空約4400mみたいです ・機体はvisual line of sight内で飛行すること ※visual line of sightとは、人間と機体の間に障害物がない状態みたいです ・400 Feet以下で飛行させること ※400Feetは134メートルです。飛行可能領域がClass Gとかぶっていますが ・日中又はTwilightの時間帯で飛行すること ※twilightは日の出直前、日の入り直後のたそがれの時間帯のこと ・制限速度は100mph以下 ※100mphは時速160Kmです ・有人飛行がいたら右にそれて道をあけること ・人の上を飛ばしてはいけない ・動いている車上から飛ばしてはいけない。ただし、人口が少ない場所に関してはOK ソース ◆FAA:FAA公式サイト ドローンビジネス参入ガイド   ドローンの教科書 標準テキスト – 無人航空従事者試験(ドローン検定)3級4級対応 改正航空法・完全対応版 (ドローン検定協会) 関連するおすすめ記事!! 物流ニュース!!

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